走行中
走行中に大切なのは臨機応変さです。
ツーリング初心者や初めてのコースで機転をきかせることは容易ではありませんが、やはり仲間と走っている以上、最初に決めたことが最後まで必ずうまくいくとはかぎりません。
走行方法のところでおすすめしていた千鳥走行も、常にそのスタイルを守ることがいいツーリングというわけではありません。
ワインディングなど見通しの悪い道が続く場合には千鳥走行が逆に危険となる可能性があります。
コーナーを抜けたところの状況がわからないため、道が急に狭くなっていることも考えられます。
そんな時に二列走行をしているととても危険です。
難しいことですが、危険回避ができる体制を常に整えておくのが大切ですので、ワインディングでは一列走行し、コーナーに差しかかる際は十分に注意して下さい。
ワインディングの区間が終わったらまた千鳥走行に戻るということが自然にできるととてもスムーズなツーリングとなるでしょう。
事故を起こさないよう一人一人が意識を持つということが必要です。
コーナーリングスピード
山道を走ったことのある人ならわかると思いますが、ライダーによって差がつくのはコーナーリングスピードです。
これは技量によって変わってきますので、まっすぐな道ではきちんと列になっていても、くねくねした道でばらばらになるケースはよくあるでしょう。
しかし、列がばらけてしまうからと初心者が無理にスピードをあげてコーナーに入っていくことはとても危険です。
自分は遅いとか乱しているということは考えず、無理せずにいきましょう。
